amicaflower’s diary

植物のこと、フローリストの日々

沈丁花

 

大好きな花、沈丁花が咲きました。

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この花が香ると必ず、咲いている場所を見つけて立ち止まり、顔を近づけて、

またはときには手折って、その香りを胸いっぱいに吸い込みます。

清々しい、気持ちが改まるような香り。

2月末になると、空気に様々な花の香りが漂います。

黄色いスズランのようなヒイラギ南天

厄除けの意味もあってとげのあるこの花木を玄関先に植えることが多いようです。

私が小さい頃に育った家にも、このヒイラギ南天が植わっていて、

だからか、この花の香りは懐かしさがこみあげてきます。

(画像は某サイトより)

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この季節に咲く花の香り、

どことなく切ない気持ちになるのは私だけでしょうか。

まだまだひんやりとした空気の中で、

それでも凛と強く、肉厚な小さな花を咲かせ、

私はここにいます、と静かに主張するような香り。

香りと記憶は密接に関係しています。

2月はもしかしたら春を待ちながら過ごす、または色々な節目の、切ない季節かもしれません。

引っ越しで遠くに行ってしまった人、

何かがきっかけでもう会わなくなった人、

そして、本当に遠くへ逝ってしまった人、

この短い月には本当は色々なことがあって、

それでも逃げるように2月は過ぎていきます。

そんな寒くて切ない季節こそ、

頬寄せ合って温かく過ごしていきたいものです。

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先月、苦楽園のフラワーズで聴いた、たなかりかさんの「By your side」、

元の曲はSade。 心に響く詩、素晴らしい曲、今のお気に入りです。

沈丁花が香ったら冬は終わり、春はもうすぐそこ、です・・・・・・・・・・amica公式サイト